蘇る記憶
こんにちは!地域おこし協力隊(川中島地区担当)の許山です。 梅雨入りと共に一気に蒸し暑くなり、農作業も体力勝負になってきました! 桃畑で感じる桃のほのかな香り(気のせい?)や一緒に作業をしている大先輩の姿に、30年以上前の祖父母と一緒にした夏の桃仕事が思い出されます。梅雨入りしたかと思えば、今年はあっという間に梅雨明けしそうな気配、、、桃農家の熱い暑~い日々は開幕ばかり!!!
6月上旬は、5月に引続き桃のオーディション【摘果】を行いました。
実はこの作業、オススメの作業期間があるのです。
それが、桃の花の満開から50日頃までで、これまでにある程度の実を選抜しないといけません。
というのも、満開から50日~70日に桃の種が作られる【硬核期】に突入するからです。
硬核期にたくさんの実を落としたり、新しく伸びてきた枝を剪定してしまうと、木が成長バランスを崩して、不安定な桃になってしまうそうです。
というわけで
6月上旬は、子どもが起きる前に朝活摘果をしたり、雨の中摘果をしたり、とにかくバタバタと摘果に追われていました。
作業は先を見越して、できるだけ早めに、ゆとりをもって行いたいな~と改めて感じました。
晴耕雨読な農家になれるよう、精進していきます!
摘果が終わり、“ほっ”と一息つく間もなく、今は桃に【袋掛け】をしています。【摘果】で予選を通過した桃たちがいよいよ最終選考へ!
葉っぱの枚数、実のついている向き、全体でのバランスを考えながら、最終的に成らせたい桃を決めていきます。
袋掛けをすることで、病害虫から守ったり、桃の肌を守る役目があるそうです。
袋をかけた後は、二週間以上そのままに、桃の成熟具合をみながら袋を外して、最後に太陽の光をたっぷり浴びせ、かわいいピンクの桃に着色していきます。
川中島でも、早い品種の除袋(袋外し)が始まりました!太陽のエネルギーをいっぱい浴びたおいしい桃がもうすぐ♪
剪定から始まった初めての桃仕事。
気温の上昇とともに、収穫に向け胸も高まる日々♪
まだ残っている袋掛け作業も、おいしい桃を想像しながら最後まで駆け抜けていこうと思います!
6月は、桃の師匠の下でキッズ田植えチャレンジを開催しました!
小学生から1歳児まで、大人も子供も裸足になって田んぼの中へ。
むにゅっ
となる独特の足の感触に子どもたちの大歓声が響き渡っていました。
全身泥だらけ、泥水泳をしながらの田植え体験。
普段何気なく食べているものが、どんな風に生み出されていくのかをこうして子どもたちと一緒に経験できることは、何にも代えられない財産だな~と改めて感じました。
私が幼少期に体験した祖父母との桃収穫体験の思い出のように、じんわりと子どもたちの中に残ってくれたら嬉しいなと思います。