FEEL NAGANO, BE NATURAL
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ながのを彩る人たち

雨の季節がやってきます

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ご無沙汰してます、信更地区担当の梅野です。 私のりんごの圃場がある赤田では水路がない田があり、雨の恵を待っています。田に水が入り農家さんも一安心の季節がやってきました。 雨で圃場作業ができない時は、道具や消毒、リンゴジュースなどの市場調査の為に、山を下りて街にいく時間にあてたりしています。

雨の日の出会い

その日はたまたま、普段は使わない道で山を下り街へ向かいました。
すると、その道の途中に、窯元が数軒集まっている場所を見つけました。
何故か気になり、その窯元をふらっとのぞいてみると、その窯元では年に二回程しか行わない、窯に作品を並べて火を入れる作業の日でした。
珍しいから観ていきなよ、と声をかけてもらい、見学させてもらうことにしました。
窯に薪をどんどんくべていく作業を目の前でみることができました。
事務所兼アトリエにお邪魔すると、何故か庭等での草むしりの匂いが…テーブルに目をやると、そこにはお皿に山盛りにもられたドクダミの葉が。
数年前から弟子入りしているという中国の方の話を聞くと、中国ではドクダミの葉を生で、サラダとして食べる文化があるそうで…日本の庭に生えているドクダミと全く同じ種類のものだそうで、その方は日本でもドクダミを採って食べているそうです。その影響で窯元の他の方達もドクダミを生で食べるようになったといいます。
試しにどうですか?と勧められたので、恐る恐る一枚だけ手に取り、人生初のドクダミを食べてみました。
予想通り、口の中いっぱいに庭が広がりました。
匂いが気になって味は後から感じましたが、酸味があってなかなか酸っぱかったです。
鼻に抜ける匂いも…皆さんの想像通りだと思います。平たく言えばとても不味い、と。
本当に食料難になって、初めて手を出すものかなという感想です。
機会があれば是非チャレンジを!

薪を焚べて1200度まで達した箱窯
信更町赤田から篠ノ井有旅にぬける道にある”高津屋窯”
我が家の庭にもサラダがいっぱい笑

晴れの日は黙々と

圃場では、草刈りと同等…いや、それ以上に大変との声もある摘果作業が始まっています。
実の小さなこの時期におもいきって切り落としておかないと、最終的に大きくなった実を間引く時に、地面にゴロゴロと大きな実が沢山転がることになるので、足を挫いたり、脚立がたてにくくて収穫作業等がしにくくなったりと、不都合が沢山でてきてしまいます。
とはいえ、せっかく結実したものを、これから来るかもしれない雹被害や干ばつで、ちゃんとしたリンゴになるかわからない現時点で切り落とすのは、なかなか勿体ないなと気が引けて、摘花作業がはかどりません(笑)
でも、全ての結実したものを、最終的には切り落として淘汰するのに、限りある栄養をムダに与えるというのもバカバカしいので、やはりここは思い切って現時点で摘果するのが妥当ではあります。
また切り落とせずに、小さな実を眺めて時間だけが過ぎていく…わかっちゃいるけどやめられない…

そんな摘果作業も梅雨前になんとか終わりそうです。でも今年は去年に比べると思いきり落とすことができるようになったと成長も感じています。

5月半ばのシナノリップ
さすが早生の品種!5月終わりにはこんなに成長します
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