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ながのを彩る人たち

体感-6℃(長沼地区 茂垣)

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暑い。 夏の農作業はとにかく暑い。 梅雨が明けてこれから本格的な夏を向かえるが、摘果&葉摘み作業はまだまだつづく。 来月になれば極早生種のりんごの収穫も始まる。

体感-6℃(長沼地区 茂垣)

暑い。

夏の農作業はとにかく暑い。

梅雨が明けてこれから本格的な夏を向かえるが、摘果&葉摘み作業はまだまだつづく。

来月になれば極早生種のりんごの収穫も始まる。

課題は暑さを如何にしのぐか?

とにかくできるだけ木陰で作業したい

木陰は涼しい

と感じる。

太陽を遮ってくれるから!?

しかし、木陰が涼しい理由はそれだけではない

植物は根から水分を吸収し、導管を通じて幹や葉に水分を届けることで生長している。

その水と二酸化炭素から栄養素を得るいわゆる「光合成」と

その水を茎を通して葉から蒸発させるいわゆる「蒸散」

この光合成と蒸散の為に吸い上げた水を使用する訳ですが、「蒸散」で使用する水の量は「光合成」の100倍らしい。

そしてこの「蒸散」には、水が液体から気体に変化するために葉の周辺の空気の熱を奪う気化熱効果があるそうだ。

要するに根から水を吸い上げ、葉から蒸散させることで水分を空気中に放出し周辺の外気温を下げてくれるということだ

更に「蒸散」により葉の周辺温度が低くなることで、木の内部の温度が高くなる。

すると暖かい空気は上昇し、木陰には下降気流ができ、冷たい空気が下りてくるという温度差による空気の「対流」が生まれる。この「対流」が木陰に吹くそよ風の生んでいるのです。

なので木陰が涼しい理由は、「蒸散」と「対流」なのです。

なんとその効果は-6℃と言われています。

だから直射日光がガンガンに当たっている葉っぱでも、触るとひんやりと感じられるんです。

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