長野市復興だより

災害を“自分ごと”として考えるために

松代地区住民自治協議会

 

 令和元年東日本台風がもたらした集中豪雨により千曲川支流が氾濫し、床上・床下含め591件(松代住民自治協議会まとめ)の浸水被害があった松代地区。今年4月、被災を教訓として地域住民の防災意識を高めるため、松代復興応援実行委員会と協働で作成した『令和元年台風19号災害に学ぶ 命を守る*暮らしを守る はじめよう!防災・減災』を発行、全戸配布を実施しました。
 冊子の第1章のテーマは「知る」。災害直後に地区内で撮影された写真を中心として、被害状況をありのままに伝えているほか、訪問支援活動を通して被災者から寄せられた被災体験をもとに作成した紙芝居「伝えよう水害のこわさ」の一部も掲載しています。第2章は「学びあい」として、令和2年9月から4回にわたって開催した「防災学習会」の内容を写真入りで紹介。第3章は「はじめよう」と題し、日頃から防災・減災のために何を備え、何に取り組めばよいのか、住民の防災意識を高める活動を支援するための情報や問い合わせ先などを掲載しています。

 

 今回、ともに編集に携わった松代地区住民自治協議会顧問の町田修さんは、「災害の時は、誰かが助けてくれるではなく、自分たちでどうにかしようという姿勢が大切です。今後、水害だけでなく、地震などにも備えて、この冊子を役立てていただければと思います」と呼びかけました。

松代地区住民自治協議会顧問の町田修さん

 

 

 

 

松代地区住民自治協議会

住所 長野市松代町松代1360(松代支所1階)
TEL 026-278-1885