FEEL NAGANO, BE NATURAL
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ながのを彩る人たち

剪定開始

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長野に移住をし初の長く極寒の冬を越え、漸く春がやってきました。
お世話になっている農家さんが帯状疱疹を発症してしまい、なかなか作業が できない状況にありましたが、3月になり症状も少し治まってきたので、 「剪定やるぞ」とのことで作業を開始です。

「剪定講習受けたからわかるか?」

1月に地域合同の剪定講習を受けたとは言え、いざ現場に立ってみると…

うーん、わからん…。。

何を切れば良いのかがわからないのです。。

とりあえず、剪定講習で習った徒長枝を切っては見るものの、それ以外はどう切れば?
迷いながら恐る恐る鋏を入れてみるものの正解がわからない。。

そんな状況を見かねて、
「密集しているところを空かせる」
「伸ばしたい枝は先を止める」、
「ただし、この芽は花になるから取って置く」
「これは葉になる」
と教わりながら少しづつ切っていきます。

しかし、そうは言われどやはり迷いが生じます。…うーん、難しい。

そんな状況を見かねておじい(※実の父のように感じており親しみの意味を込めてこう表現しています) から救いの一言が!

「自分の思うように切ってみろ」

わからす恐る恐る切っていたら、いつまでも剪定が終わらないということもあるとは思いますが、 自分が切った枝が一年でどんな風に伸び、芽や葉が出てきた時に作業にどんな影響が出たのか 実がどう実ったのかを確認してみろということも仰って頂きました。

そう言われたのならば、もう迷っていても仕方がありません。
太陽の当たり方や、実ができた時の周りの枝葉の影響、作業性といったことを考えながら、 切ることに。

最初は鋸なんか恐れ多くて使えないと思っていましたが、今ではこれは要る、これは要らないと ばっさばっさと切り落とします。
その様はまるで必殺仕事人(と勝手に自分では思っています笑)。
でも鋸を鞘から引き抜き、また納刀する瞬間はかつて小学生だった頃に散々遊んでいたシーンの 回想が蘇ります。

「またつまらぬモノを切ってしまった」

それでも、おじいに見てもらうと、これ要らないあれも要らないと手直しが入ります。
まだまだ、つまらぬモノは切り切れておりませんでした。

そんな感じで調子良く枝を切り続けていますが、剪定を始めて半月程経過したある日の朝事件が 起こります。
手が開かないんです。
寝起きグーの状態から手を開くのに、すっかりばね指になっていまい、開くときにカクッと なってしまうんです。

最初は気にしてなかったものの、さらに数日、数週経った今現在、朝一は痛くて手を開くことが 出来なくなってしまいました。
いや開くのですが、開くのにまず痛い、痛い思いをして開いた後は手の強張りが30分程続き、 その後は全く何事も無かったかのように動かすことが出来るのです。
すっかり腱鞘炎の初期症状です。
でも、寝起きは本当に痛すぎるので寝るのが怖くなってしまいました。

そんなこんなの作業の日々で充実した毎日を送っています。


ところで前回の記事で腸が煮えくり返った話をしましたが、その続き。
1度目の話になります。
それは面接時の出来事。
面接官より、
「農業をやるとなれば農機具とかを揃えなければならず就農するのであれば 1000万くらいの貯金が必要になる。あなたは貯金はいくらありますか?」
と。

…唖然。

面接官が10名近くいる中で、個人の資産額を聞かれ、それに答えなければならない。
異常だと思いませんか?
会社の面接であなた貯金いくらありますか?なんて質問しますかね?
ましてや、長野市で言えば地域おこし協力隊は公務員としての採用の中、個人の 資産を問いただされるされる。
そして、何より10名近くの大の大人が集まってるにも関わらず、「その質問は ちょっと…」と止めに入る人が居ない。
異常だなとは思いました。

面接の場でこちらもいやいやながら答えはしましたが、質問された以上あなた方は 貯金はいくらありますか?と問い返せばよかったです。

…にしても、面接の場で個人の資産を聞くって…パワハラ案件ですよね

そして、新規就農を目指す皆様、新規就農には1000万の貯金が必要になりますので、 それがない方々は応募しないで下さいね。
もちろん、それ以上の貯金を持ち合わせてる方は良い機械を購入し就農を目指して下さいね😊

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カエルがなくから…

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