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No.391

渡邉

友三さん

Mulberry Delicatessen&Cafeオーナー

海外のスタイルを取り入れた、新たな食の場

文・写真 小林 隆史

かねてからの夢を叶えて

2017年7月、長野市上千歳町にオープンした「マルベリー デリカテッセン&カフェ」。
シェフの手間ひまかけたデリをはじめ、オリジナルソーセージやスイーツなどを味わうことができるお店。ランチやディナーでの利用はもちろん、カフェとして気軽に立ち寄るのもオススメです。

元家具店を改装した店内は3つのフロアレベルがある、広々とした空間。半地下のようなファースト・フロアにあるショーケースから、好きなデリを選ぶことができる

(右)お昼の時間帯に人気のメニューは、3種のデリとスープに、パンまたはライスがセットになったランチプレート。米は長野県産の玄米。(左)オリジナルで作られた信州鹿のソーセージ、ハーブのソーセージ、チキンのソーセージの盛り合わせ

栗のクレープは、生クリームに濃厚なモンブランムースが練り込まれ、一口で栗の香りが広がる美味しさ。ボリュームも満点

そんな「マルベリー デリカテッセン&カフェ」のオーナーを務める、渡邉友三(わたなべ ともかず)さんは、お店をオープンするに至った想いをこう語ります。


「かねてからずっとやりたかったカタチです。地元の食材を使った料理や、深夜3時までの営業時間を通して、長野の人たち、とりわけ夜遅くまで頑張って働いている人たちにこそ、手作りの料理を味わってもらいたいと思っています。いつ来ても楽しい思い出が残る場所になるように、イベントや料理教室も開いていく予定です」

入り口窓に沿った吹き抜けが、エントランスに明るさをもたらし、室内全体に開放感を与えている

長野市でカフェを続けてきた7年間。そして、新たなスタート

長野県千曲市出身の渡邉さんが、飲食業に携わるようになった経緯は、高校時代に飲食店でアルバイトをしていたことがきっかけでした。
20代の頃には、東京の飲食店でエリアマネージャーを経験。その後は、語学と料理の知見を広げるために海外留学へ。カナダ、メキシコ、アメリカなどのレストランで働き、料理のバリエーションや飲食店の経営を学んできました。

そして、帰国後の2010年には独立を果たし、長野市上千歳町にカフェ『あじたりあん』をオープン。すでにその頃から、現在の店舗の構想を思い描いていたと渡邉さんは語ります。


「今のお店は10年以上前から、やることも店名も全部決めていました。それを始めるための準備が、『あじたりあん』だったのです。
『あじたりあん』での7年間は、足繁く通ってくれるお客さんに支えられながら、一つのカタチを続けてきました。そして、これからは、もっと多くの方に、地元の食材を使った料理や、気軽に足を運べる場所を提供したい。いよいよ、私の飲食店人生の集大成です」

 
そうした想いは、長野県庁と長野市を結ぶ昭和通りに面した現在の建物が空き店舗となったことがきっかけで実を結び、移転リニューアルに至りました。

そして、営業の軸となったのが、海外のレストランで学んできたデリカテッセンのスタイル。時間帯やシチュエーションに合わせて、好みのデリをお客さんに選んでもらえる点、日々の食卓の“もう一品”としてテイクアウトも可能な点をメリットに、新たなお店づくりに力を注いでいます。

2階席の内観。ほどよい暗さに、落ち着いて食事を楽しむことができる

100年先も思い出に残るようなお店を目指して

飲食業界一筋で歩んできた渡邉さんは、次なる夢に向かい、日々の営業に誠実な想いを込めています。


「100年先までお付き合いさせてもらうような気持ちで、日々のお店づくりを丁寧にやっていきたいです。例えば、この場所で結婚パーティーをしたり、カップルでデートしたり、家庭の食卓に私たちの一品が加わったり。そんなことがあれば、ここがお客さんにとっての一生の思い出になると思うんですよね。

さらに今後は、料理教室やイベントなどを通じて、食にまつわる学びを共有できるようなきっかけもつくっていきたいです。『地元食材を食べるのは、なぜカラダにいいのか?』、『食の流通や廃棄の問題』など、わかっているようで実はあまりよくわからないことを知る機会を生むことも、お店の役割の一つだと思うので」

店名のライトが灯るこの場所が、多くの人の至福のひとときを紡ぎ、親しまれていくのが楽しみです。

(2018/01/16掲載)

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会える場所 Mulberry Delicatessen & Cafe
長野市大字鶴賀上千歳町1138-5
電話 026-223-8270
ホームページ https://www.marudeli.com/

(営業日時、時間、駐車場、テイクアウトの詳細などはHPをお確かめください)

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