h1タイトル

わくわく・共感できる長野の元気情報を配信します!

ナガラボはながのシティプロモーションの一環です

No.235

戸谷

さん

NATURAL ANCHORS(ナチュラル・アンカーズ)店主

本格派からタウンユースまで
ロッククライマーが営むアウトドアショップ

文・写真 安斎高志

自分が使いやすいと思ったものを

今春、長野市岩石町にアウトドアセレクトショップ「NATURAL ANCHORS(ナチュラル・アンカーズ)」がオープンしました。

アンカーとは、ロッククライミングをする際の”支点”のこと。

「岩にボルトを打ちつけたりするケミカルアンカーに対して、ナチュラルアンカーは岩を傷つけない、自然を大切にする支点です。それとアンカーには錨(いかり)という意味もあるので、ここをアウトドアに関する情報をやり取りしたり、訪れる人たち同士が繋がれる拠点にしてほしいという思いも込めました」

店主の戸谷悠さんは、そう話します。

壁塗りや床張りはセルフビルドしたという店内

築70年以上という旧・理容室を改装した店舗には、山のギアからキャンプ用品、そしてタウンユースのアウトドアウェアまで、幅広い商品が並んでいます。

アメリカ、カナダを中心に、自ら海外で買い付けているというセレクトの基準は、自分で使ってみたときの快適さや利便性だといいます。

「なるべくは自分で使ってみたことがあったり、使いやすいと思ったものを取り入れています。人に使ってもらうためには自分で説明ができないと」

戸谷さんは10年ほど前まで、カナダやニュージーランドでプロを目指してロッククライミングに打ち込んでいました。その経験が商品選びに反映されています。

カナダのスキー場などで救助スタッフが着用しているアークテリクスのマウンテンパーカ

岩と向き合うためカナダへ

戸谷さんがロッククライミングにはまっていったのは大学在学中のこと。たまたま家の近くに、日本でも有数のクライマーがいるRun Out(ランナウト)というジムがありました。

「最初は暇だから行ってみた程度だったんです。でも、やってみたら難しくて、悔しくて次に行くときはクツを買っていました。そして自然と、のめり込んでいった感じですね」

ロッククライミングの中でも、ロープを使って安全を確保し20~30mを登るロープクライミングと、丸腰のまま登るボルダリングにのめり込みました。その楽しさを戸谷さんはパズルゲームにたとえます。

「手順を考えたり、足順を考えたりするところがおもしろいですね。単純にはしご状に上がっていくだけでなく、考えながら体を動かさなければならないスポーツです。体の大きさによっても手順、足順が違ってきますし」

大学卒業後は、カナダへ渡ります。世界中からロッククライマーが集まるバンクーバー・スコーミッシュで、毎日のように岩と向き合いました。

その後、帰国しては東京で働きながらジムや外岩を登り、お金を貯めては海外へ、という生活を続けます。現地では日本料理店などで働いていました。ロッククライミングだけで生活するのは難しいと考え始めたころ、家庭の事情で出身地である長野市に戻ります。

「帰って来てみたら、もったいないと思いました。山登りもスキーやスノーボードも、海外と比べてもこれだけ有名なエリアがあるのに、北信にはアウトドアグッズを売っている店が少なくて、僕はインターネットで買い物するような状況でしたから。だけど、やはりできれば実物を手に取ってみたいと思っていました」

天井にクライミングのホールド(掴むための突起)が設置してある

自信を持って薦められる環境

直輸入だけあって、店には日本では他で手に入らないウェアや、定番商品でも日本未発売のカラーのものなどが並んでいます。

「大きいお店と同じものを売っていてもかなわないので、うちにしかないものをそろえるようにしていますね」

世界を代表するような岩壁と格闘していた戸谷さんですが、ハイスペックなウェアや用具だけでなく、街で着てもおしゃれなものを集めています。

「これから始めるという方にも、普段の生活に取り入れやすいものから使い始めてもらって、アウトドアを楽しむ取っ掛かりにしてもらえばいいかなと思っています」

カナダ時代。世界中からクライマーが集まるスコーミッシュで毎日のように岩を登っていた

開店から間もないナチュラル・アンカーズですが、登山やクライミング、スキーやスノーボードをする人々が少しずつ集まってきています。

「中学、高校のときは、山とか自然は連れて行ってもらう程度で、ほとんど興味なかったんですけど、一度外に出てみると、長野はすごく条件の揃った場所だと思いました。自信を持って、トレッキングコースなどを紹介していきたいと思っています」

安全な自然との関わり方や道具の使い方などもどんどん発信し、アウトドア好きが集まる場所にしたいと話す戸谷さん。1つ1つの商品を説明する楽しそうな表情からは、山と道具をこよなく愛する気持ちがにじみ出ていました。

築70年以上という旧・理容室をリノベーションした。タイル張りの外壁がかわいい

(2015/05/13掲載)

人気投稿

  1. 西澤真澄さん・義弘さん こうじ専門店 24koujiya(にしこうじや...
  2. 三井昭さん・好子さん 三井昭商店...
  3. 倉澤あゆ美さん 「豆腐とお酒 まほろば」...
  4. 中村嘉郎さん カレーショップ山小屋3代目オーナー...
  5. 濱野 友美 さん ユウナギ ごはんと文房具と。店主...
会える場所 NATURAL ANCHORS(ナチュラルアンカーズ)
長野市岩石町251-8
電話 026-217-8512
ホームページ http://www.naturalanchors.com/
長野市人物図鑑
食の達人 ながののプロフェッショナル 旬な人 魅せる人 まちをつくる・つなぐ人 人物図鑑特集
マイ・フェイバリット・ナガノ
場所 イベント モノ グループ・会社
ナガラボムービー

 
特集一覧ページ