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No.6

防災メモリアル 地附山公園

PiED DE POULE 店長 中村麻奈美さんのマイ・フェイバリット・ナガノ

地滑り跡地を利用・整備した市民憩いの公園

文・写真 合津幸

抜群の眺望、遊具も充実

善光寺の北側、上松地区の高台に位置する「地附山公園」は、抜群の眺望と充実した遊具、広々とした開放感あるロケーションで人気の公園です。開園時間や開園期間の定めはあるものの、春から秋にかけて気軽に楽しめるスポットとして、週末を中心にたくさんの方が訪れています。

この公園の魅力のひとつは、善光寺平一帯から志賀高原にかけての展望の素晴らしさでしょう。駐車場からエントランス広場を経て整備された散策路を進み、さらに高台に設けられた展望台へ歩を進めると、市街地から車でわずか10分程の場所とは思えぬ抜群の眺望が現れます。

訪れた日は周囲が少し霞んで見えたものの、市街地の後方に連なる山々まで確認することができました。さらに展望台の近くには、ベンチやあずまや、さらに子どもたちが喜びそうな木製遊具・アスレチック広場・芝生広場などが整備されています。

この日の園内は家族連れ・ご夫婦・地元の小学生などが多数来園し、ひときわ賑やかだった

あの災害を忘れぬために

公園が幅広く愛される理由をご紹介しましたが、もうひとつ、利用者に必ず知っていてほしいことがあります。それは、公園がかつてこの地を襲った地滑り災害を次世代に伝えゆくために造られたものである、ということです。

今から31年前の1985(昭和60)年7月26日、山の斜面の一部が滑り落ち、老人ホームを含む64棟の建物を押しつぶし、26名の尊い命を奪いました。地滑りの規模は面積にして約25haです。そのうちの約6.3haに整備されたのがこの公園でした。

「あの災害を忘れまい」という思いを強く表すため、公園の名称も「防災メモリアル 地附山公園」と決定。公園内には地滑り防止の対策を紹介する案内看板を配し、資料館も建てられています。こうして災害学習の場としても重要な役割を果たしているのです。

公園内には、過去の経験から学ぶべきことと継承すべきことを伝える案内板と設備が点在している

トレッキングコースも人気

さらに、「もっと自然の中に身を置きたい」「体を動かしてリフレッシュしたい」という方々にオススメなのが、公園からアクセスできる地附山トレッキングコースです。

ルートはしっかり整備されているうえ、分岐点には必ず案内板が設置されています。一部、急坂路もありますが、一般向きのコースを選べばトレッキング初心者でも十分に楽しめます。ビューポイントからの眺めのほか、小鳥のさえずりや季節の花々との出合いに恵まれるのも魅力のひとつです。

もちろん、トレッキングに適した靴、服装、水分やちょっとした行動食の準備は忘れずに。初めての方は公園入口にあるトレッキング案内所に立ち寄り、コースの案内を受けたりコースマップを手に入れたりすると安心です。

5月初旬は色鮮やかなヤマブキがコースの一部に咲き誇る。ほか、季節ごと可憐な山野草も楽しめる

防災メモリアル 地附山公園
開園期間:4月1日〜11月23日(冬期間は閉園)
開園時間:8時30分〜16時30分(6〜8月は18時30分まで)
TEL:公園管理事務所 026-232-3054、長野市都市整備部公園緑地課 026-224-5054 ※トレッキングコースに関する問合せは長野市観光振興課 026-224-8316

(2016/05/16掲載)

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