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No.4

戸隠雪中酒販売組合の「戸隠山雪中酒」

戸隠観光協会理事 藤井治樹さんのマイ・フェイバリット・ナガノ

戸隠神社宝光社境内の雪室で低温熟成
戸隠限定の雪中酒

文・写真 みやがわゆき

神域で熟成された特別なお酒

米どころ信州では珍しくない、雪中酒。読んで字のごとく雪の中で熟成されたお酒です。雪深い地域で、雪の有効活用のために始まった例が多くあります。ただし、「戸隠山 雪中酒は特別な雪中酒です」と、戸隠観光協会理事で戸隠神社の楽人(がくにん)でもある藤井治樹さんは誇らしげに語りました。それは、熟成される場所が「戸隠神社宝光社の境内」であること。神雪(神域に降った雪)に包まれ、太鼓の音を聴きながら育ってきた、まさに「御神酒」なのです。
 
 
 
 
 
 

宝光社社殿へと続く石段の数は、274段! (写真提供:戸隠観光協会)

雪中保存する理由

戸隠山雪中酒は、搾ったばかりの新酒を雪中貯蔵したものです。酒米も米こうじも、すべて長野県産。「若緑」で有名な長野市の造り酒屋・今井酒造で醸されたお酒です。
「雪中で寝かせたことで、新酒ならではのフルーティーさを残しながらも、角がとれたまろやかな風味をお楽しみいただけます」
そう話すのは、戸隠雪中酒販売組合代表で、越後屋酒店の渡辺忠茂さん。雪の中は0度で、外気との対流もなく、湿度100%とお酒が熟成するのに最高の環境。雪中貯蔵で新酒の粗さがとれ、まろやかで喉越しなめらかなお酒に仕上がるそうです。
 
 

4月の掘り出し。雪が少なかった今年は途中で雪を補充したそう。(写真提供:戸隠観光協会)

地元の人々の手で

そもそも、雪中酒づくりは、“戸隠ならではのお酒でお客様へのおもてなしを”との思いから、地元で商を営む若者たちの手で始まりました。毎年1月上旬の埋蔵、4月中旬(雪の少なかった今年は4月4日)の堀出しを有志が協力して行う、手作りの逸品でもあります。
生産数は3500本限定。戸隠地区内のおそば屋さんや、旅館等でお客様へ提供されているほか、お土産物屋さんで一般販売もされています。毎年このお酒を楽しみに、地区内外から買いに訪れるリピーターも多いそうです。
企画から十数年の時を経て、確実に戸隠ブランドとして定着した雪中酒。手土産としても喜ばれる逸品です。

旬の山菜との相性も良い(生酒なので、冷蔵庫で保存してください)。

販売価格(税込み)
特別本醸造酒:一升瓶2,780円、四合瓶1,540円
 純米吟醸酒:一升瓶3,400円、四合瓶1,850円
販売店(下記3店舗のみ)
「おみやげ処 宝泉」「戸隠そば 山口屋」「地酒処 越後屋酒店」
※そば店・宿泊施設での取り扱いについては、各店舗・施設にご確認ください。

問合せ先
戸隠雪中酒販売組合(代)026-254-2315(越後屋酒店)

(2016/05/12掲載)

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