ナガラボ ながの市の元気研究所

ナガラボとは!?

「生活の中のワクワクとドキドキとルンルンをね」

「そういうものをいつも見つけているんです。そしてキラキラ光る若い世代の人に、元気な気持ちになって欲しくてね」

こう話すのは雑貨店「D-ライフスタイルショップ」の中川陽子さん。

中川さんと出会ったきっかけは、ナガラボで紹介した二胡奏者・高山賢人さんのコンサートに行ったときでした。演奏を聞き終えた直後、たまたま近くにいた私に話しかける中川さんは、初対面だというのに二胡に感動した気持ちを、まるで夢を語る少女のように、はつらつと話しかけてきてくれました。


「いいものを見たり聞いたりすることは、生活を楽しむための雑貨の一つのように思っていて、それを増やしていけたら心にゆとりが持てるようになるって思っているんです。そうすると自分らしく毎日を楽しく過ごせるようになりますから(笑)」

「特に、子育て中の若い世代に、いいものや綺麗なものをたくさん見て触れて欲しいと思っていてね。だからうちの店は、その機会をいつでも案内できる店でありたいって思っているの」

陶器やビーズなど、手作り雑貨が取り揃えられているショップの様子終始笑顔で雑貨店に対して思いをそう語ります。

その雑貨店は飯島建設株式会社のオフィスビルの1階にありオープンして今年で8年目を迎えます。

しかし、そのオフィスビルを外から一見すると、雑貨店がその中にあるというより受付や待合のロビーがあるのだろうというごく一般的な印象で、入口に見える店の看板だけが目印というエントランスの雰囲気でした。

しかしながら、来てもらえる工夫を凝らす中川さんの発想力が店先のイメージ作りにも生かされていきます。

「会社の玄関やロビーは、床も壁も石を多く使っていてなんとなく寂しかったので、明るいイメージにしたいなと思いました。そして、人が集まって来てほしいという思いが、雑貨店をやるきっかけになったんです。」

「先ずは気づいてもらうことが肝心だと思ったので、玄関前に花をたくさん植えました。しかも宿根草やハーブも取り入れて...誰もが手をかけずに出来そうなもので、目にとめてもらえるかなっていう思いも込めてガーデニングをしました。そして通るたび『綺麗だな』って感じてもらえたらいいなって」

十人十色の生活スタイルがある中で、どんな人にもワクワクと楽しく過ごせるようにと願う中川さんは「多くの人に店に来て欲しい」と強く思うようになります。

そして、来てくれる人の持つ期待以上の喜びを提供できるようにと努めます。


「人が集まってくれるような『ワクワクできる何かがいつも見つかる店』って思ってもらいたくて。その為にできることは何でもしていきたいなって思っています。何でも屋みたいですよ(笑)」

「若いママが『ここでベビーマッサージをやりたいな』って言うから『じゃあ、やろうよ』って。モデルハウスのリビングでやったんですが、皆さんが『広くて綺麗なところでできて、気持ちよかった』と言ってくれたんです」

ベビーマッサージ教室でママ&あかちゃんとふれあう中川さん。あかちゃんの愛らしいしぐさに思わずニコッ

若いお母さんの願いをできる限り叶えようと、中川さんはこの声をきっかけに「赤ちゃん広場」を作ります。

そして、お母さんたちが心地よく過ごせるようにお茶を飲みながら、日常の生活や子育ての情報交換の場となっていきます。さらに、習い事や体験教室などのセミナーを開き、女性が活き活きとなれる機会も増えていきました。

「今は、コンサートや親子でできる英語教室もやっているんですよ。赤ちゃんに良い音を聞かせてあげたいっていうママには、ピアニストの方と一緒に音遊びができる教室も開いています」

こうして活動したいお母さんたちの希望を叶えながら赤ちゃんを優しく気遣う中川さん。

中川さんもお気に入りのモニークチョークアートの雑貨。手書き風がとても可愛い

雑貨店では、主に手作りのクラフトを取り扱っています。そのクラフトの中には人伝えで集まった地域で活躍している作家たちの品物も所狭しと並んでいます。

「手作りのものが綺麗だなって感じられますよ。だからそれを見たとき作ってみたいっていうママも出てきたので作家さんを呼んで先生になってもらいクラフト教室も始めました」

「『いきいきセミナー』を月々定期的にやっています。ビーズの雑貨を作る教室から始まったんですが、今は厚紙に紙や布を貼って小物のケースなどを作るカルトナージュ教室や、小さい黒板にチョークで好きなメッセージや絵を描くチョークアートの教室もやっています。ヨーロッパ風だったりカントリー調だったり...世界のクラフトを自分で作るってワクワクしますから、とても人気があるんです」

話題のフランスの伝統工芸「カルトナージュ」の雑貨。販売のほか作り方の講座もやっている店に来てくれた人が自分自身でその雑貨が作りたいと思ったときは「是非作ってみて!」と勧めているという中川さん。

若い世代に手作りする時間の楽しさを実感してもらい、自分らしい過ごし方を見つけてほしいと願っています。そして女性、特に子育て中のお母さんに向けて、こうエールを贈ります。

「ママたちが一歩家から出て、たくさんの人と出会いふれあい、美しい物を見たり生演奏の素晴らしさを感じてほしいと思っています。すると心が満たされ、子供にも家族にも優しくなれる気がします」

「ママはもちろん、女性はみんなお家の太陽のようでいてほしい。『ワクワク、ドキドキ、ルンルン、そしてキラキラをあなたへ』これをキャッチフレーズにいつも皆さんの元気を応援しています」

(2014.07.18 掲載)

会える場所:D-ライフスタイルショップ

住所 長野市若里6-3-22 飯島建設1F
TEL 026-224-1835
E-mail d-life-shop@iijima.co.jp
ホームページ http://www.iijima.co.jp

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