長野市地域おこし協力隊はながのシティプロモーションの一環です

古民家に太鼓の音が響く。

2016年3月17日 | 活動内容:柳井さんの移住記録 |

ずいぶん、間が空いてしまった柳井さんの移住記録。
ネタがないわけじゃないんです。それどころか、久しぶりに訪れると柳井さんの暮らしはおもしろいネタがいっぱい。
そう。コンシェルジュが繁忙期につき、動けなかったのです。すいません。

農業の準備を始めたり、仕事のお誘いがいくつかあったり、リフォームを始めたりと、いくつかあるネタのうち、今日は太鼓のことをお伝えしようかと思います。


話は少しさかのぼって、1月の新年会でのこと。
柳井さん夫妻が集落のみんなの前で紹介されるのは初めての機会でした。そこで歓迎の気持ちを込めて披露されたのが「木遣り」。

木遣、木遣り(きやり)は、労働歌の一つ。1202年(建仁2年)に栄西上人が重いものを引き揚げる時に掛けさせた掛け声が起こりだとされる事がある。掛け声が時代の流れにより歌へ変化し、江戸鳶がだんだん数を増やした江戸風を広めていった。(ウィキペディアより)

長野ではしょっちゅう見かける光景ですが、この木遣りに柳井さん夫妻はいたく感動したそうです。そうそう。福島出身、関西経由のIターン組である安斎も、最初に目の前で見聞きしたときは感動しましたし、今でもグッとくるものがあります。

「震えるほど感動して、伝統芸能みたいなものにも興味がわいてきました」と勇さん。

そんな折り、勇さんは絶妙のタイミングで地域に伝わる「伊折甚句」の保存会からお誘いを受けます。ふたつ返事で練習に参加すると、与えられたのは、太鼓のパート。そして手渡されたのは、唄が吹き込まれた、昔懐かしカセットテープ。
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ちなみに太鼓は、蔵からケヤキを使った古いものが出てきたそうです。移り住む際、古いものを処分しないでおいてもらったおかげで、いろんなものが出てくるんです、この家は。
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時間を見つけては練習しているという勇さん。古民家に太鼓の音が響きます。
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長野市内には神楽保存会や甚句保存会が組織されている地区がたくさんあります。発表の場は、お祭りや祝いの席などです。地区によっては、引っ越してくると、待ってましたとばかりにお誘いが来ます。参加は強制でもなんでもないのでご安心いただきたいのですが、せっかくなら、柳井さんのように楽しめるといいですね。

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