長野市地域おこし協力隊はながのシティプロモーションの一環です

今月の活動~秋野菜の栽培準備と農園視察~

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2016年8月11日 | 活動内容:農地活用 |

こんにちは、戸隠地区担当の水谷です。
高原地とはいえ、こちらも暑い日が続いています。

先週末から今週火曜日まで早めにお盆休みをいただき、実家の三重県桑名市に帰省しましたが、予想通り、とんでもない猛暑で全国3、4位の暑さだったようです^^; 戸隠での暑さの比ではありません。

とはいえ、久しぶりに家族とゆっくりと過ごすことができましたし、"日本一やかましい祭り"と言われる、熱帯夜の中を太鼓と鉦(かね)がガンガン鳴り響く、大変景気の良い地元の「石取祭り」にも参加できました。来月には妹の出産予定と、賑やかな話題も盛んでした。

地元に帰ると戸隠との文化・雰囲気の違いをより感じることができ、それも良い機会でした^^

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★視察先の自然農法での固定種・在来種の優良種採取のための実験圃場です。

さて、前置きが長くなりましたが、今月の私の活動の大まかな内容は予定も含め、以下の通りです。

➀農園・圃場の視察(県内外)
②戸隠内の農業従事者の招集会議への参加(自己紹介)と農家さんへご訪問
③耕作機械、管理機等の技能習得のための講座参加
④残りの時間は農作業(夏野菜の手入れ&秋野菜の育苗準備等)

まずは➀についてです。

戸隠での農業は出来る限り、有機・自然農法というスタンスでチャレンジしていきたいと思っています。

農業全体のパイとして、有機・自然農法は生産量から見たら決して高い比率にはまだ至ってはいないと思いますが、消費者の志向や考え方は少しずつ変化をしていて、増加傾向にはあると思われます。

特に都内や大阪・名古屋などの人口と情報の多い街では、このようなこだわりのお店は増えていると感じていますし、アメリカの都市部でも、70年代から自然食のお店が登場し、今や当たり前になっていると食を専門の仕事とする方からよく聞きます。

それを踏まえ、情報収集は早々にと思い、ここは!と直感的にヒットする、県内外の農家さんや機関にご連絡を差し上げ、ご訪問・視察をはじめています。意外なほど好感触であり、良いご縁が拡がっていっています。

農業をはじめて間もないですが、生産者のスタンスが非常に大切になってくる分野だと感じ、生産品目や従来の常識的な方法論以上に、どういう想いを持ち、どのような方法で、どんな状態の農産物を作りたいかを日々考えるようにし、それに近づくことができるよう取り組みはじめています。

8月は大抵どの地域でも暑く、事務作業の割合を増やされる農家さんが多いと聞きましたので、活動開始間もない私にとって、今月が視野をひろめるために良い月と思ったのです。


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★こちらは大豆の実験圃場ですが、無農薬・無化学肥料で、種植えから約1カ月半ほどでとても生育良く、虫などもほとんど付かず、病気にもならず綺麗に育っていました。

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★種の採取用のキュウリの畝です。種取り専用のキュウリなので、すでに実自体が30cm以上に生育していました。あまりの大きさにびっくり!


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★有機肥料を発酵させ、土中にすき込んだのち、ニンジンの種まきを終えた畝だそうです。

8月にすでにお伺いをした長野県内の実験圃場を持つS機関さんは、何名かの分野別の研究者が在籍し、育種・育苗の高い技術と海外提携もされており、広いネットワークと視野、そして時流を踏まえて運営をなさっている印象を持ちました。技術・ノウハウの高さにも驚きましたが、高い目標をもって長年取り組まれてきた結果、タテとヨコの繋がりも豊富、そしてご担当の方が熱意と誇りを持って取り組まれていた姿も魅力的でした。

戸隠地区で農業を行っていくにあたり、消費者の動向・趣向の変化、レストラン・飲食店・直売所の動き、年間の気候・温度、農業という業種そのものの変化など、可能な限り多方面への視点を忘れず、それでいて自身が納得して、気持ちよく取り組める農法で可能な限り行いたいと思っています。

1.固定種・在来種の種を使用し、有機・自然農法で少量多品目の栽培
   & 比較的長く継続して収穫できるコンパニオンプランツを活用する
2.体系立った採種・育種・育苗の知識・スキルの習得
   & 自身の農場で種の採取と育苗し、種と苗を環境適合させる
3.戸隠という高原地の気候・風土に合った野菜を生活を通じて知ること
   & 美味しさと栄養価・エネルギーの高い野菜を生産したいということ
4.想い・ベクトルを大切にして、
情報共有できる関係を積極的に築く
   & 販路の開拓時もその想い、スタンスを忘れないこと

1~4は現時点での考えです。

といっても、農業はトライ&エラー、手法や進め方は時と場合で、どんどん変化していくことは開始数カ月ですでに実感していますので、柔軟に変化しながら、進めていきたいと思っています^^

④についても少々書きたいと思います。

夏野菜はお盆までの猛暑を乗り切ることが大切と自然農法の先生から学び、野菜たちの夏バテ防止のために、トマトやナス等のなりもの系の野菜は早期に収穫しています。そして、今週から来週にかけて行いたいことはハクサイ、キャベツ、ニンジン、ブロッコリー等の秋野菜の準備です。

これらは在来種・固定種の種を今月のはじめに入手できましたので、時期をみて種まき・育苗をし、植え付けを行う予定です。場合によっては、虫の勢いを見ながらとなりますが、直播きでも同時に比較検討のために行おうかと思っています。

CIMG4360b.jpg
☆先日、収穫した野菜たちです!やっぱり自分で作った野菜は美味しい!

○白キュウリ(「しろうま」という長野の在来種のキュウリ)
○緑キュウリ
○赤オクラ(ポリフェノールが多そうです!)
○ししとう
○ピーマン
○ミニトマト、中玉・大玉トマト

サラダや糠漬け、炒め物、保存食などに大活躍してくれています^^
今のうちから6次産業化を意識し、いろいろと食品加工についても自宅で出来る範囲でトライ&エラーを行っています。

<8/20追加更新>
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